2012年 04月 11日
1000万画素の防犯カメラ
昨年のSecutechあたりから10MPのIPカメラが形になってきて、解像度が上がるほどに従来機種の価格が下がり、3〜5MPのIPカメラに値頃感が出ています。その点では高解像度化は大いに結構なんですが、どんなシーンで10MPが必要になるやらです。
フレームレートが出ない(カタログ値で5fps)、データが大きいので長期保存に向かないとあって、使いどころが難しい。イメージセンサーも1/2.3" CMOSなので、解像度の割に画が汚い、なんてことになりやしないか。初期のメガピクセル・カメラは、データの重さの割に画質が今いちでしたから。
日本だと圧倒的シェアを持つPanasonicが1.3MPなので、殆どの案件がそれ以下の解像度。最近は解像度より長期保存を求められるケースが多いので、現場ではまだまだ640x480ピクセルなのです……。Mobotix社のソリューションのように、常時録画は1.3MP、アラーム録画は3〜5MP、決定的瞬間は10MPの静止画像、といったトリプル・ストリームがすんなり吐き出せると面白いんですが。