2017年 11月 13日
2017年のIP映像監視分野のトレンドは「サイバー・セキュリティ」と「映像解析」
こちら。
だそうです。続いて「クラウド」と「底辺への競争」。あと「4K」。インテグレーターの声を集めた結果です。元記事はサイバー・セキュリティについていくつか声を拾ってみると、
- 消費者もサイバー・セキュリティを気にしている(特に中国製のカメラ)。
- IoT機器に対する攻撃を考慮すれば当然のこと。
- 「MP」や「4K」は古くなったバズワード。今は「サイバー・セキュリティ」が大切。
続いて映像解析。深層学習がトレンドです。
- 映像解析がまたまたトレンドに。ディープ・ラーニングによる解析がキー・ドライバー。
- ニューラル・ネットワークにより映像解析が改良されている。2018年の主流はディープ・ラーニングを使った映像解析。
- ISCFではどこでもディープ・ラーニングを見かけた。我々にとっての「イノベーション」、消費者にとっての「インタレスト」。
ただし、ディープ・ラーニングをきちんと落とし込んでいる製品はまだ少ないよ、とのこと。
3年連続で「底辺への競争」がトレンドですが、これについては終わりがないのでしょう。あるインテグレーターが述べているように、ハイエンド・カメラはそれなりの付加価値を持たなければならない。そのための2つの要素は「低照度」と「インカメラ映像解析」かもしれません。
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by viostor
| 2017-11-13 11:18
| セキュリティ
2017年 11月 09日
Honeywellのクラウドファンディング爆弾
こちら。10万人を超える従業員、年商400億ドルの企業がクラウドファンディングをしてどうすんの? という話題です。
元記事は1週間で200人超、6万7000ドルの資金を集めたプロジェクトがこちら。
なぜ爆弾か。クラウドファンディングはスタートアップ企業の「アイディア」に投資するものであって、大企業がセキュリティのDIYキットを安く売ろうとする場ではないこと。THE VERGEやengadgetの失笑を買っています。ディーラーもお怒りのご様子。
モノは間違いないんでしょうが、スタートアップ企業のフィールドに創業111年の大企業が乗り込んでいくのはどうよ、というお話でした。
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by viostor
| 2017-11-09 09:58
| メーカー
2017年 11月 08日
IPカメラで使うLANケーブルの長さは?
こちら。145のインテグレーターにアンケートを取ったところ、平均は165フィート、50.3メートルだったそうです。当たり前ですが、あまり長いようならIDF(中間配電盤)をケーブルでつなぐ、スイッチを置くなどしてあまり長くしないようにしています。
元記事はそれでも10%ほどは、障害物があった時、費用対効果を考慮した上で200メートルにチャレンジする業者も。もちろんエクステンダーは必要ですが。
エクステンダーと言えば、ニッチなニーズではありますが、Dahua、Hikvision、UniviewのNVRにはエクステンドされたPoEが内蔵されているそうで、エクステンダーを別途用意することを考えるとコスパは良いようです。
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by viostor
| 2017-11-08 08:41
| チュートリアル
2017年 11月 07日
今年支持された/評判を落としたIPカメラ・メーカーは?
こちら。130以上のインテグレーターからの回答によると、
元記事は- 全体としては下降気味、しかしインテグレーターが選んだブランドは堅調。
- 中国製、アメリカ製の製品は敬遠気味。
- 低価格メーカーがディーラーを囲い込むことが困難になっており、一方で高価格メーカーはそれができている。即ち、底辺への競争はそろそろ一息つくのでは?
2017年の勝者はAxis、Genetec(これだけVMSですね)、Hanwha。敗者はArecont、Dahua、Hikvision、Pelcoとのことです。
Axis推しの声としては「セキュリティ性」「価格が安くなった」「品質はHikvisionより上」など。Hanwhaでは「Qシリーズは安くて画質が抜群」「コスパ最高」「Xシリーズはスマート」などの声が聞かれました。
Hikvisionに対するNGの理由のほとんどはセキュリティ上の問題。「ネットワーク上で使いたくない」との声も。
ただしこの調査はIPVMで行ったアンケートがベースのため、必ずしも市場を反映しているものではありません。
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by viostor
| 2017-11-07 11:16
| メーカー
2017年 11月 06日
CPSE2017の目玉!?
こちら。先週開催されたCPSE2017のチェック・ポイントは以下の通り。
CPSE2017で見るべきものはなかったということでしょうか。
元記事は- Dahuaのアピール力。Hikvisionは目立たなかった。
- Hikivisionが深層学習NVRを展示
モノの展示だけでライブ映像を流したり、といったことはなかった模様。またクラウド型AIサービスの紹介もあったそうです。
- ハイシリコンの新しいチップセットが登場
解析、H.265、HDR、360度画像の展開などに対応。
- 安価なPoEスイッチ・メーカーが多数参加
10ドル以下の製品が登場するなど、底辺への競争が始まっています。
なお、IPVMはHikvisionとやり合っているため、同社従業員がCPSEに参加することはなかったそうです。
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by viostor
| 2017-11-06 09:25
| イベント